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水風呂は何度がいい?施設や用途別の温度と入り方ガイド

水風呂 何度

水風呂は施設によって温度の設定が違います。

「何度くらいがいいのか」
「施設によって温度差があるのはなぜか」
「温度が違うと入り方や効果も変わるのか」
こんな素朴な疑問を持つ人も少なくありません。

この記事では、施設でよく見かける温度帯、
用途別に何度が適温なのか、安全な入り方についてご紹介します。
目次

01. 施設で見られる水風呂の温度帯
02. 用途別に適した温度とは
03. 温度によって変わる入り方と効果
04. 安全に入るためのコツと注意点
05. 自分に合った水風呂の温度

 01. 施設で見られる水風呂の温度帯

水風呂 何度 温度帯

20度前後のゆる冷え設定
20度前後の水風呂は、初心者でも入りやすい、やさしい冷たさが特徴です。
サウナや温浴後に急激な刺激を与えすぎず、穏やかに体温を下げたい人に向いています。
特にスーパー銭湯や温泉施設など、幅広い年齢層が利用する場所ではこの温度帯も多く採用されています。
体に負担が少なく、リラックス目的や長めの入浴にも適しています。

15度〜18度の一般的な標準冷え設定
全国の水風呂で最も多いのが15度〜18度前後の設定。
冷たさと心地よさのバランスが良く、体の深部温度を下げるのに効果的。
サウナ・水風呂・外気浴の、ととのい温度のスタンダードです。
サウナ後に1〜2分ほど入ることで、交感神経と副交感神経の切替えがスムーズ。
初心者から上級者まで幅広く楽しめる万能な温度帯です。

10度以下の極冷設定
10度を下回るシングル(水温1桁台)の水風呂は上級者向け。
一瞬で全身がシャキッとするような強い刺激で、短時間でも体を一気にリセットできます。
長時間入ると心臓や血管に大きな負担がかかるため、初心者や体調に不安のある人は避けましょう。
安全のためには、10〜30秒ほどの短時間で十分な効果が得られます。

 02. 用途別に適した温度とは

水風呂 何度 用途別温度

サウナ後におすすめの温度
サウナでしっかり温まった後は「16度〜18度前後」の水風呂がおすすめです。
体の表面温度を効率的に下げ、自律神経のバランスを整えるのに最適。
強すぎない冷たさで、心拍数を落ち着かせながら爽快な気分が得られます。
シングルのような極冷水風呂は、短時間で一気に冷やしたい上級者向けです。

運動後・筋トレ後向け温度
運動後やトレーニング後のアイシング目的なら「15度前後」が目安。
筋肉の炎症を抑え、疲労物質の蓄積を防ぐ効果が期待できます。
長時間の冷却は逆効果になるため、1〜2分以内が目安です。
心拍が上がっている直後は避け、軽く呼吸を整えてから入るとより安全です。

温浴+水風呂に適した温度
温浴と水風呂の交代浴には「18度〜20度程度」のぬるめが良いです。
温度差がありすぎると血圧が急変し、体への負担が大きくなります。
ゆるやかな温度で繰り返すことで、血流が促進され、肩こりやむくみの改善にもつながります。
心身を癒すリラクゼーションを期待する人にぴったりの入り方です。

夏場・屋外利用
気温が高い夏場や屋外利用では「18度〜20度」の温度が良いです。
外気温が高いと体表温度も上がりやすいため、
極端に冷たい水(シングルなど)では心臓への負担が増えます。
心地よく入るためには「冷たいけど気持ちいい」と感じる程度の温度が理想。
特に屋外では風や日差しの影響もあるため、体調や環境に合わせて楽しみましょう。

自宅の水風呂
家庭で水風呂を楽しむ場合は「16度〜20度」を目安にすると快適に使えます。
浴槽の水をそのまま利用する場合は季節によっても温度差が出ます。
好みの温度を保つためにはチラー機を使って調整することもできます。

「自宅水風呂×チラー」の活用法については
👉 水風呂チラーの仕組み 家庭用・業務用おすすめメーカー
の記事も参考にしてください。

 03. 温度によって変わる入り方

水風呂 何度 効果

冷えが強いほど短時間が望ましい理由
10度前後の強い冷たさは、短時間でも大きな刺激を与えます。
長く入ると血管が収縮しすぎて心臓に負担をかけるおそれがあるため、10〜30秒程度が目安。
全身を一気に沈めるよりも、足先や腕から徐々に入ることで安全にクールダウンできます。

温度が高めなら少し長めでも負荷少なめ
18〜20度前後のぬるめ水風呂では1〜2分ほど浸かっても問題ありません。
刺激がやわらかく体への負担も少ないです。
体をじっくりと冷やすことで副交感神経が優位になり、リラックス効果が高まります。
寝る前のクールダウンや、初心者にもおすすめです。

初心者・体調が優れない場合の温度選び
冷たさに慣れていない人や体調が万全でない日は20度前後がよいです。
今日は少しぬるいかな?と思うくらいがちょうどいいバランス。
無理をせず、自分のコンディションに合わせて水風呂を利用しましょう。

 04. 安全に入る為のコツと注意点

水風呂 何分 コツ

最初は高めの温度から慣らす
初めて水風呂に入る人は20度前後から始めるのがおすすめです。
いきなり10度台に入ると、冷たさに驚いて呼吸が乱れたり、体が強張ったりして危険です。
少しずつ温度を下げながら、自分が心地よく感じるラインを見つけましょう。

入浴時間は30秒〜2分を目安に
冷たい水ほど体への負担が大きくなるため、入浴時間は短く区切るのが鉄則です。
シングルなど極冷タイプでは10〜30秒、標準的な温度帯でも1〜2分程度が目安。
長く入っても効果が高まるわけではなく、むしろ体温が下がりすぎて逆効果になる場合があります。

体調不良や飲酒後は避ける
発熱時や疲労が強いとき、飲酒後は水風呂を避けましょう。
血圧変動や心拍数の上昇が起こりやすく、失神や転倒のリスクが高まります。
特にアルコール摂取後は血管拡張状態になっているため、急激な冷却は大変危険です。

水温と心拍数の関係を意識する
水風呂に入ると、体温の急低下によって心拍数が一時的に上昇します。
この反応は自然なものですが、冷たすぎる水では負担が大きくなります。
サウナ後など心拍がすでに上がっている状態では、深呼吸を数回してからゆっくり入るようにすると安全です。
慣れてくると、心拍の変化を感じながら自分の心地よい、ととのいラインを把握できるようになります。

 05. 自分に合った水風呂の温度

水風呂の温度はこれが正解というものはありません。
施設ごとの設定や季節、そして自分の体調・目的によって最適な温度は変わります。

サウナ後の深いリラックス、運動後の疲労回復、夏場のクールダウン。
冷たすぎるときは短時間で、ぬるめの水風呂ではゆっくりと。
無理をせず、少しずつ慣らしながら。

目的に応じて温度と時間を意識すれば、水風呂はあなたのコンディションを整える身近なものになります。
「冷たさ」ではなく「心地よさ」を基準にすることで、毎回の水風呂がもっと楽しみな時間になるでしょう。

次の記事では「水風呂の効果」をテーマに体にうれしいメリットを詳しく解説しています。
👉 水風呂で得られる7つの効果|疲労回復・熱中症・日焼けケアまで


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