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水風呂チラーの仕組みと価格|家庭用・業務用おすすめメーカー

サウナやお風呂上がりに欠かせない「水風呂」。その冷たさを支えているのがチラー(冷水機)です。

近年では、自宅サウナのブームや個人浴場の冷却ニーズが高まり、「家庭用チラー」の需要も急上昇しています。

この記事では、
☑︎ 水風呂チラーの仕組み
☑︎ 家庭用・業務用それぞれの価格と違い
☑︎ おすすめメーカー・選び方のポイント
をわかりやすくまとめました。

この記事を読めばあなたに最適なチラー選びの基準がきっと見つかります。
目次

01. 水風呂チラーの基本の仕組み
02. 家庭用と業務用チラーの違いとは
03. 水風呂チラーの価格相場と導入費用
04. 家庭用の水風呂チラー
05. 業務用の水風呂チラー
06. 水風呂チラーを選ぶときのポイント

 01. 水風呂チラーの基本の仕組み

チラーは「一定温度で冷やし続ける装置」
チラーとは、液体を循環させて冷却や温度制御を行う装置です。
特に水風呂用の場合、水槽内の水を冷媒と呼ばれる冷却媒体と熱交換することで、所定の低温を維持する仕組みを持ちます。一般的な冷蔵庫のように一度冷やすだけではなく、常時安定した温度を保てる点が特徴です。

冷凍サイクルを使った冷却の流れ
典型的な水風呂チラーでは、以下のような冷却サイクルが動いています。

【圧縮】冷媒を高圧・高温状態に圧縮
【凝縮】ファン風などによって冷媒を熱交換器で冷やして液化
【膨張】膨張弁で圧力を下げ冷媒を低温に変化
【蒸発・熱交換】冷媒が液体から気体へと戻る際に周囲の水から熱を奪い、水を冷やす

冷媒が再び圧縮機へ戻ってサイクルを繰り返します。

この流れによって、水風呂の水温を下げつつ、目標温度を維持することが可能になります。水冷式という方式もあり、こちらは別の冷却水を介して熱交換を行うもので、用途によって使い分けられることもあります。

02.家庭用と業務用チラーの違い

家庭用と業務用のチラーでは、主に次の4点で違いがあります。

【冷却能力】
家庭用は小~中規模水量向け、業務用は大容量浴槽や多数利用に対応
【電源仕様】
家庭用は100V・単相仕様も多いが、業務用は200V・三相など高出力電源を使う場合が多い
【構造・サイズ】
家庭用はコンパクト重視、業務用は耐久性や冷却効率を優先
【制御性・連続運転対応】
業務用は長時間・連続運転に耐える設計や冗長性を重視

これらの違いを理解しておくと、自分の環境に合ったチラーを選びやすくなります。

03.水風呂チラーの価格と導入費用

家庭用チラーの価格相場
家庭用ご自宅向けの水風呂チラーは、おおよそ 20万円~150万円程度 が一般的な価格帯とされています。冷却能力、静音性、冷却速度などの差で価格には大きな幅が出ます。安いモデルもありますが、その分性能や耐久性に制約が出ることがある点には注意が必要です。

業務用チラーの価格相場
業務用や施設向けのチラーになると、性能や連続運転性能・耐久性が強化されるため、100万円を超えるモデルも一般的です。中・大型施設では、500万円前後の導入例も見られるといった情報もあります。

導入時に要する費用例
チラー本体以外にも、次のような費用がかかります。
・循環ポンプや配管、制御盤などの補助設備
・電源工事や電源容量の拡張
・設置工事、自体の基礎工事・配線配管
・メンテナンス費用(フィルター清掃、冷媒補充、部品交換など)
・設置場所の環境条件(直射日光を避け通風を確保するなど)

これらを含めたトータルコストで検討することが、後悔しない導入につながります。

04.家庭用の水風呂チラー

家庭用の水風呂チラーを提供されているメーカーをご紹介します。

IESAUNA(家庭用チラー・水風呂セット)
家庭の浴槽に適した設計で、扱いやすさを重視した水風呂と冷却装置がセットになった商品です。

画像出典:IESAUNA 商品ページはこちら

ゼンスイ(ちるふろ 新しい水風呂セット)
ゼンスイは水槽用チラー国内シェアNo.1メーカー。数年前より水槽用チラーを使用した水風呂設置のお声が多く、誰でも手軽に水風呂を導入できる 「ちるふろ」を開発。どこでも簡単に、いつでも水風呂が楽しめる商品です。

画像出典:ゼンスイ 商品ページはこちら

ゼンスイ(自宅でカンタン水風呂セット)
自宅のお風呂が水風呂に大変身。簡単4ステップで設置が完了、自宅の浴槽でととのう体験をお楽しみいただけます。

画像出典:ゼンスイ 商品ページはこちら

05.業務用の水風呂チラー

業務用の水風呂チラーを提供されているメーカーをご紹介します。

ユーアイ技研
「ミズブロー」は、水風呂の冷却・ろ過・温度制御が一体となったユニット型装置で、業務用施設での導入が容易な仕様です。これひとつでろ過から冷却・温度管理まで全自動、目の前の浴槽があっという間に本格水風呂に早変わりします。

画像出典:ユーアイ技研 商品ページはこちら

ゼンスイ
長年培った水温管理のノウハウ、ポンプ・配管設計にも実績があります。使用環境やご予算にあわせ最適な水風呂環境のご相談が可能です。

画像出典:ゼンスイ 商品ページはこちら

オリオン
オリオンのチラーは、チラー本体と水槽やポンプの送水設備や制御系がワンパッケージ化(ユニット化)されており、さまざまな用途と使用方法に対応します。

画像出典:オリオン 商品ページはこちら

ダイキン
ダイキン産業用チリングユニット(チラー)は、サウナなどに併設される水風呂の冷却に活用し、年間を通じて安定水温を保ちます。

画像出典:ダイキン 導入事例ページはこちら

これらのメーカーは、冷却性能だけでなく、導入後の保守体制やサポート力にも強みを持つことが多いため、導入時にはサービス内容を併せて確認すると良いでしょう。

06.水風呂チラー選ぶときのポイント

設置環境の適切さ
設置場所の風通し・直射日光の有無は、熱交換効率に大きく影響します。風の通りが悪い、日差しが直接あたる場所は避けたほうが良いでしょう。

ターゲット温度・水量
自分が冷やしたい水の量、目標水温、冷却速度などを考慮し、それに見合った冷却性能を持つチラーを選ぶことが不可欠です。

電源仕様と消費電力
使用する電力(100V、200V、三相など)や消費電力・効率を確認し、無理なく扱えるものを選びます。

保守性・アフターサポート
故障時の部品交換、冷媒補充、保証制度、設置後のサポート力がしっかりしているメーカーを選ぶことで、長く安心して運用できます。
水風呂はサウナや温泉との交互浴に欠かせません。自宅サウナを始めたい方、施設導入を検討中の方、あるいは既存設備を見直したい方も、この内容を参考に最適なチラー選びをしていただければと思います。


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