心地の良い水温、肌触りのよい泉質、清潔さのある浴槽
"良質な水風呂"がある500以上の温泉・銭湯・宿をご紹介

水風呂・温泉ミニ知識

水風呂の適切な入り方は?
“心臓から遠い部分からゆっくりと”
水風呂の水温は18度から21度位まで多いです。体感では冷たく感じるので、急に水風呂に入らず心臓に遠い部分からゆっくりと入るようにし、足の先、手の先と何度か水をかけてください。次に足から少しずつ水に入り、お腹、胸、肩とゆっくり浸かるようにしましょう。心臓から離れた部分から徐々に近づけていくことがポイントです。入浴時間は10分ほど浸かると良いでしょう。身体が冷たさに慣れてくると、頭がすーっと冴えてくる感覚がわかるようになると、もう水風呂の虜になってしまいます。


水風呂に入る時の注意点は?
“自分の体調や持病を認識して利用しましょう”
水風呂の入浴方法に気をつけないとかえって体に負担をかけてしまう可能性もあります。冷たい水風呂にとびこんだり、急に入ってしまうと心臓や血管に負担をかけてしまい非常に危険です。あまり調子が良くない時は入浴を控えたり、入浴中に心臓が苦しくなってきたりすぐに出て無理をしないこと、心臓に持病のある方や高血圧の方、高齢者の方は医師に相談してください。


温泉ってどうやって決めてるの?
“温泉にも法律があります”
温泉法が定める基準を満たしているものが温泉とされています。地中から湧出する25度以上の温水、鉱水及び水蒸気その他のガス(炭化水素を主成分とする天然ガスを除く)である。もしくは、源泉が25度以上であるか、あるいは25度未満であっても水素イオンなど19の成分のうちいずれかひとつが規定量を満たしている。


pH値ってなに?
“ぬるぬるやすべすべがわかるんです”
温泉にいくと表記されているpH値が示す数値は何なのだろうか?このpH値の読み方はペーハー値といいます。ペーハー値は、温泉の酸性度やアルカリ性の度合いを示し湯触りを決める要素になります。一般的に酸性の温泉は数値が低いほどピリピリ、アルカリ性の数値の高い温泉はヌルヌルとした湯触りになります。一般的な水道水のpH値は7.0前後といわれています。


美人の湯はアルカリ性が多いの?
“湯触りがヌルヌルだからなんです”
日本三大美人湯とされる「群馬県の川中温泉」「和歌山県の龍神温泉」「島根県の湯ノ川温泉」をはじめ、弱アルカリ性の温泉が、美肌・美人の湯とされることが多く炭化水素塩泉で美肌効果があり肌がきめ細やかにつややかになるという効果があるとされています。


温泉の効能って何なの?
“2つの効能にわけられるんです”
温泉の効能には「一般的適応症」と「泉質別適応症」の2つに分けて理解してください。「一般的適応症」はすべての温泉で、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、疾患、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進といった効能が期待できます。「泉質別適応症」は、温泉水の成分や含有量によって分類された泉質によってその効能がきまるものです。


交互浴は効果的なの?
“疲労回復に大きな効果が現れます”
3分程度の温浴と1~20分程度の冷浴の入浴を交互に3~5回ほど行うことで温冷刺激により抹消血管が拡張し、血行が良くなります。乳酸などの疲労物質・老廃物を排出しやすくして、疲労回復に大きな効果が現れます。
冷たすぎると感じた場合には足浴するだけでも「温泉交互浴」は効果があります。足裏は第2の心臓と呼ばれる様に、体各部位に対応した反射区があります。同時に手をつける「手浴」も「温泉交互浴」に効果的です。


頭の上にタオルをのせるのは何で?
“のぼせるのを防ぐ効果があります”
タオルを浴槽につけない為、頭にタオルをのせている人も多いですが、これには他にも意味もあり、のぼせやすい場合は頭を冷やす為に冷たい水を染み込ませたタオルを頭にのせると効果的です。


体の洗い方は?
“温泉では手で洗いましょう”
温泉入浴の際は体をゴシゴシとタオルでこするのは逆に肌を痛めます。体はボディーソープを手で取りそのまま手で体を洗いましょう。


温泉から出るときは?
“タオルで叩くように拭きましょう”
温泉からあがる時、シャワーを浴びるとせっかくの温泉成分が流されてしまいます。体を拭くときは脱衣所よりも浴室内でタオルを体に軽く叩きながら拭き取るとより効果的です。


水分補給は入浴前がいいの?
“入浴15分前までに水分補給をしましょう”
入浴15分前までに水分補給をしておくことで、入浴による発汗で血液の粘度が上がり「ドロドロ血」になるのを防ぎます。


入浴後は休んだ方がいいの?
“入浴後は心がリラックスする時間です”
入浴中は「体」が、入浴後は「心」がリラックスしやすくなります。入浴後、すぐに体を動かすのではなく15~30分位を目安にゆっくりと心身を休ませると効果的です。


入浴後にビールは飲んでもいいの?
“30分ほど休憩してからの飲酒が理想的です”
お風呂もアルコール摂取も共に血行を良くするものです。通常、入浴後30~60分程度休憩してから、飲酒をするのが理想的です。ビールはアルコール、炭酸ガス、苦味成分の3つが胃を刺激し、胃の動きを活性化させ、食事をする為の準備が整います。飲酒をされるお客様は体に負担がかからない程度、少し軽めに飲酒をされるとより効果的です。


温泉はなぜ体によいの?
“温泉が体の自然治癒力を喚起”
温泉は体の機能を正常な状態に戻そうとします。温泉には、失調状態にある体の機能をなんとか正常な状態に戻そうとする働きがあります。これを温泉の正常化作用といいます。
温泉に入ると、温度や水圧はもちろん、鉄分など各種の無機塩類の含有成分が体を刺激します。この刺激により、調子の悪い体の機能は混乱し、あわてて元に戻ろうとするそうです。この時に体はついさっきまでの状態に戻ろうとするのではなく、本来の平衡状態や機能のあるべき正常な姿に戻ろうとするそうです。つまり、温泉が体の自然治癒力を喚起するわけです。


炭酸泉って身体にいいの?
“血行促進・新陳代謝が盛んになります”
本場ドイツ・東欧で古くから「心臓の湯」と呼ばれている炭酸泉は、皮膚から体内に炭酸を取り込むことにより、身体は運動後のような酸素不足の状態となり、血中の酸素濃度を上げようと働きます。その結果、血行が促進され、新陳代謝が盛んになります。
心臓に負担をかけることなく血液の循環をよくすることから「心臓の湯」とも呼ばれ、広く療養泉としても利用されています。ぬるめのお湯での長湯が、炭酸泉の最も効果的な入浴法であると言われています。


<参考:太松閣 | 貝掛温泉>
 
 
 温泉にこだわっている宿
         
 
 温冷浴が楽しめる宿
     
 
 週間閲覧ランキング
 
都道府県から探す
Mizuburo Japanについて
Mizuburo Japanでは、日本47都道府県にある源泉や名水、地下水など「良質な水風呂」のある温泉や銭湯、子連れ家族や友人と旅行を兼ねてリフレッシュできる「良質な水風呂」のある宿泊施設をご紹介しています。水風呂を利用している人は2割という調査結果がでています。水風呂とサウナやお風呂の「温冷交互浴」は血行が促進され湯冷めしにくく、免疫力や美肌、ストレス解消など健康への効果も期待できます。仕事の疲労や子育て中のママの気分転換にも銭湯や温泉は身近にあり利用しやすいのでお勧めです。水風呂の活用でこれまで以上の爽快感、軽快感、心身ともにリフレッシュした湯上りを、是非お楽しみください。