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水風呂は危険なのか
過信していると命の危険にもつながる

水風呂とサウナのとりこになると、なんといっても入浴後、外にでたときに感じられる爽快感、身も心も軽くなった感覚がたまらなく好きになり、これは心身ともにとても自分には合っている、手軽に利用できるため、当たり前のように日常の習慣の一つになっている人が多いかと思います。



私がよく利用する施設でも、サウナの入り方は皆さんだいたい同じでも、水風呂は人によって入浴の仕方が違います。サウナから出てきてそのままザブンと頭からもぐるように入る人、水風呂の水で入念に体を慣れさせてから入浴する人、シャワーのお湯で汗を流してから水風呂に入る人、10秒ほど体全体を水風呂に入ってさっと出て行く人、5分や10分とゆっくりと天井をながめながらぼーっと入っている人など、水風呂の入り方は人によって違い、どんな入り方が正しいのだろうかと、ふと思うところがありました。この心地よい感覚は何故おきているのか、深く考えずに、ただただ気持ちが良いから、体にも良いものだろうと思い込んでいました。

 



サウナにじっくり入って、すぐに水風呂にザブンと入る、これを繰り返すことで自らヒートショック状態を作り出し、一言でいえば自殺行為です。血管の収縮、拡張を強制的に引き起こしているので、特に高血圧や糖尿病を患い血管が脆くなっている人とっては「ヒートショック」につながりやすく、命の危険にかかわってくる怖い習慣です。特に、飲酒後のサウナは血管拡張と血圧低下が同時に起こり、意識を失う可能性があり、生命を失う恐れもあり、非常に危険なので厳禁です。

 



そもそもヒートショックとは、急激な温度変化がもたらす「血管トラブル」により、脳卒中や心筋梗塞、極端に脈が遅くなる「徐脈」、致命的な不整脈が発生し、体に害が生じることです。特に不整脈は、体力に自信のある若い人でも発生しうる症状です。ちなみに、厚生労働省の調査では、入浴中の事故死は年間1万9000人、これは交通事故で死亡する人の約4倍です。このほとんどが、ヒートショックが原因だと考えられています。

 



体が丈夫な方、健康意識の高い方でも若くしてヒートショックを起こしているケースがあります。著名人の方々でも水風呂やサウナがきっかけで倒れている方もいらっしゃいます。
二所ノ関親方は2017年10月に千葉県の温浴施設に寒いなか自転車でやってきて、サウナで急激に体を温めたり、水風呂で冷やしたりしたため、ヒートショックを起こして倒れました。
西城秀樹さんは体を維持するためにサウナの常連でしたが、48歳のときに脳梗塞を発症させたきっかけのひとつと言われております。その後、56歳のときに再発し、2018年5月に心不全で死去しました。
TOKIOの松岡昌宏さんは、都内のサウナで脱水症状を起こし救急搬送されたこともあります。十分な水分補給をせずにサウナを利用すると脱水症状を起こします。

 



私は、サウナ以上に水風呂の心地よさに魅了され、まだまだ若いからサウナ後に直接水風呂に入っても自分は大丈夫と、何の根拠もなく思っていましたが、そういう人ほど不整脈を起こし命の危険につながることがあることがわかりました。本場のフィンランドでは、外に出て外気に触れながらぼーっとすることが日常になっています。実際に入浴中の事故で亡くなる方は交通事故の約4倍に相当する実態もおさせて、サウナ・水風呂が何故、危険なのか、その理由を知った上で、これからもサウナと水風呂を習慣の一つとして楽しんでいただけたらと思います。

 



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Mizuburo Japanでは、日本47都道府県にある源泉や名水、地下水など「良質な水風呂」のある温泉や銭湯、子連れ家族や友人と旅行を兼ねてリフレッシュできる「良質な水風呂」のある宿泊施設をご紹介しています。水風呂を利用している人は2割という調査結果がでています。水風呂とサウナやお風呂の「温冷交互浴」は血行が促進され湯冷めしにくく、免疫力や美肌、ストレス解消など健康への効果も期待できます。仕事の疲労や子育て中のママの気分転換にも銭湯や温泉は身近にあり利用しやすいのでお勧めです。水風呂の活用でこれまで以上の爽快感、軽快感、心身ともにリフレッシュした湯上りを、是非お楽しみください。